「老人介護のあそび学」を読んで

著者は、元老人ホームの生活指導員をされていた中田光彦氏です。私も、30年くらい前、老人ホームの寮母の経験がありますので、非常に興味深くおもしろい本でした。

老人ホームに入所する老人は、そこが終の棲家になることが大半です。ホームが、生活の場であるはずなのです。

でも、実際は、生活するという感じではないと思います。集団生活ですから、やむおえないことなのですが、規則正しい時間割によって、動いています。このことについて、寮母をしていた当時は、疑問すら感じていなかったです。お世話してあげているという立場でした。

老人がホームで生活しているのですから、一人一人のペースがあってもいいし、やりたいこともそれぞれ違っていても、当然だということに気づけば、あとは、老人の本心をどうやって、聞き出すか、どうすれば、実現できるのかを考え、行動すれば、老人は、笑って喜んでくれる・・・

「あたりまえのこと」を「あそび」で本当に実行されていることに、、驚いてしまいました。パチンコ、温泉、ビアガーデン、・・・

「あたりまえの生活維持」ということの大切さについても、あまり気づかないでいました。ずっと、ベッドで横になっていれば、自然に眠ってしまいます。朝になれば、起きて、洗面、着替えるなど・・しばらくでも、ベッドから離れることが大切。 車椅子で移動し、窓ぎわで外を見てもいい。

考え方一つで、介護も楽しいものになるかもしれない。職員の意識改革は、難しいかもしれないけど。

老人介護のあそび学

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