老人介護は人生の縮図
「老人介護は、人生の縮図」というのは、老人施設に携わっている人たちの座談会のテーマです。
この記事を偶然、ウエブサイトで見つけました。とても興味深いものです。
介護業界は人手不足なんですか?
- 最近は、少しよくなってきているが、3年くらいは募集かけても反応がなかった。
- 社会福祉を学んだ学生でも他業種に就職する人が増えている。
- 介護を志望する学生に「やめとけ」という先生がいたり。
- マスコミの扱い方にも問題あって、給料の安いことを取り上げるのはいいとしても、 福祉の仕事の素晴らしさを伝えていない。
- 仕事はキツイし、給料は安いけど「ありがとう」の一言が本当に嬉しい。
老人介護はやりがいのある仕事ですか?
- 老人の話がおもしろい:中国での戦争の話など
- 「死」に対して多くのことを学んだ。
- 「死」は、畏敬すべきことではあるが、忌み嫌うべきものではない。
- 介護の仕事には、老人の「力」をどうやって引き出してあげるかという視点が不可欠。
- 要介護者の自己実現をサポートすること。
- 要介護者の人生や価値観を客観視すること。
悲惨な場面にも遭遇しますか?
- 息子(60歳過ぎ)が認知症の母親を放置。
- 認知症の母親を受け入れることができない。
- 特養老人ホームに入所後息子さんは良くなった。
- 在宅介護で大事なポイントは、家族で抱え込まないこと。
- 地域包括支援センターに相談しましょう。
老人介護の問題は根深いですね。
- 老人介護で最近、虐待の問題が多い。
- 施設にもある。言葉の虐待:待ってねと言って、1時間も忘れていたり。
- 家庭内では、お金と暴力。虐待されてる母親が暴力を振るう息子をかばうこともある。
- 親の年金がないと暮らせない家庭も少なくない。
- 社会福祉法人は非課税、利益率は結構高い。
- でも、設備投資への援助が薄いから、将来の改築などに備えて資金の留保が必要。
- 人件費を上げることができないしくみがある。
- 介護報酬を上げるためには、寝たきりの要介護者を増やすのが手っ取り早い。
- ケアの質を向上させても、介護報酬では儲からないという不思議な構造になっている。
日本の福祉は何が問題?
- 福祉行政のシステムが北欧とかの表面のいいとこどりでつぎはぎだらけ。
- 老人介護の問題は、今の日本の問題である、自殺者が多い。子供を産まない。死を見つめない。全部、今の日本社会を象徴する地続きの問題。
- 日本の福祉や介護のシステムは場当たり主義の自転車操業。
- 国公立の大学に、社会福祉関連の学部が少ないし、民間や個人の善意に頼りっぱなし。
- 高齢化率が20%以上の超高齢化社会になって、社会福祉の問題は、閉ざされた業界内の人間だけでこなしていくのはもう限界。
本当に重いなというのが実感です。
また、老人介護に対する社会的な視点が見えてきました。鋭くて、かつ、実際の現場の生の声がビシバシと心に刺さりました。
とても良い記事でした。
「twitterへRTする月刊チャージャー5月号」に載っていました。
