「夫のかわりはおりまへん」を読んで
「前高槻市長の介護奮戦記」と副題のついたこの本を読んで、ある思いに至りました。それは、この本の作者である江村利雄さんは、現実をきちんと受容していらっしゃるということです。これだけ、反響が多いのは、現実を受容できていない人が、多いということではないでしょうか。
市長をお辞めになるまで、様々思い悩まれた結果の、決断が、「夫のかわりはおりまへん」ということでした。当時、話題になり、心に留めては、いましたが、最近になって、あるテレビで、江村さんを拝見して、本を読もうと思いました。確か、テレビでは、奥様は既に亡くなられ、今は、心の介護について、講演活動をされていて、笑いのある介護を提唱されていました。
男性の老老介護の体験に基づいて、講演される意義は、とても大きいと思います。
江村さんは、経験を経るなかで、本人を含め家族のみで介護を担うのではなく、様々な方法を使って、介護生活を実行されました。友人や、近所の方など身近な人たちとの付き合い方など、とても、自然で潔さを感じました。
奥様の認知症、パーキンソン病で寝たきり状態をありのまま受け入れて、ご自分なりの介護のやりかたを、実行された江村さんの、講演を聞いてみたくなりました。
夫のかわりはおりまへん―前高槻市長の介護奮戦記
posted with amazlet on 07.04.05
江村 利雄
徳間書店 (1999/12)
売り上げランキング: 1014040
徳間書店 (1999/12)
売り上げランキング: 1014040
最新記事
- 福岡伸一氏:分子生物学者 2010.05.20 福岡伸一氏を知ったのは、5月17日月曜の「スタジオパークからこんにちわ」というテレビでした。
- 親の年金をあてにする? 2010.05.12 親の年金をあてにして、家計が成り立っているという家庭が少なくない、という話がありました
- 老人介護は人生の縮図 2010.05.11 「老人介護は、人生の縮図」というのは、老人施設に携わっている人たちの座談会のテーマです。
