福岡伸一氏:分子生物学者

福岡伸一氏を知ったのは、5月17日月曜の「スタジオパークからこんにちわ」というテレビでした。

「この人誰?」と夫から聞かれたけど、私もそれまで知らなかったですね。NHKの何かの番組に出演されているのだろうなとはわかりましたが。

その福岡伸一氏の話が、おもしろかったのです。分子生物学者だと言うのですが、とにかく、ニコニコと楽しそうに話され、話にドラマがあり、ストーリーがある・・・同じ意味ですが、引き込まれてしまいました。

分子生物学者というイメージと、あまりにも違うので、福岡伸一氏に興味が湧きました。

福岡氏は、とても「ワクワク感」という感動を大切にされています。「生命とは何か」という、有史以来の大問題を研究されていて、そのことを語るのに、どんな風に語れば、たくさんの人たちに伝わるかということを大事に考えて、話されているのだそうです。

体のなかの分子は、どんどん変っていて、1年もたてば、全部入れ替わってしまう、とのこと。
では、何故人間は、年をとっていくのか?
「時間がたてば秩序あるものは必ず崩れ去る」という「エントロピー増大の法則」が宇宙を支配しているから。

生物はほとんどメンテナンスしなくても、86年いきながらえちゃう。それはどうしてかというと、生物は最初から、頑丈な体を作ろうとなんて思っていないからです。むしろ、最初からゆるゆるやわらかに作って、「エントロピー増大の法則」が襲ってくるよりも先回りして、自分の細胞を壊して新しい細胞に作り替えることにしたんです。毎日毎日、人間は食べたものを消化して細胞を作り替え、自転車操業のように、エントロピー増大の法則秩序を壊すよりも1歩先を逃げているんですよ。でもそれは、所詮、はかない営みで、最後はエントロピー増大の法則に負けて追い越されちゃう。それが個体の死です。

長い引用になりましたが、人の命について分子生物学的には、こうなるのでしょうか。正直言って、よくわからないです。

また、福岡氏は、生命体というのは、「動的平衡」だとして、鴨長明の方丈記に通じると言われます。
「ゆく川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず・・・」

動的平衡とは、絶えず動きながらバランスが取れている状態。それこそが生命体であり・・・

方丈記が大好きな私にとっては、福岡伸一という分子生物学者にこれからも注目していきたいと思います。

 

庭のツツジです。

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