食糧自給率40%に異論?

先日の新聞(7月16日)に「日本は、実は農業大国」、「食料自給率に異論」という記事がありました。

自給率の低さについて、メディアでは、頻繁に取り上げられているので、自給率40%は正しい数字だと思っていました。
自給率がどのように計算されるかについて、考えたこともありません。

農林水産省は、食材の栄養価である熱量(カロリー)を使って、自給率を計算していますが、このような計算の方法を取り入れているのは、日本と韓国だけだそうです。比較される他国の数値は農林水産省の試算だといわれれば、えっ!なにそれ?です。

つまり、分母が国民に供給されている全熱量(カロリー)であり、分子が国産で賄われた熱量(カロリー) で計算された自給率が40%だというのです。

国民に必要なカロリーが考慮されているわけでなく、自給率低下の話でいつも問題になる捨てられている食料が分母に含まれているわけです。

このような数値を政策目標に使っているのは、日本くらいだとのことですが、きちんとした食料自給率 などの指標を早急に作って欲しいものです。

食料生産者にとっては、この自給率40%は、実情とは違うようです。「実は農業大国」ですと、「続けて国内生産額では、アメリカについで2位、世界全体でも5位」と 農業雑誌の編集者の話が紹介されていました。

実際、レタスの自給率は99%、ハクサイ100%、キャベツ99%、タマネギ80%・・・かつての100%から低くなってきているが、野菜類の自給率は77%だそうです。

もっとも、国産といっても、エネルギー自給率が4%だそうですから、自給率計算については、他の要素も考慮する必要があるようです。

私たちは、数字を示されると、ついそれですべてが分かった気がするのですが、どのように計算されたのかに関心を持たないと間違った判断をしてしまうかもしれないということを強く感じます。

 

グラジオラス

木製の花瓶に・・・  庭に咲いた黄色のグラジオラスです。

 

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