介護の常識に誤り
昨日のNHKテレビ「クローズアップ現代」は、「変る老いの”常識”」でした。その中で、毒舌漫談で人気の綾小路きみまろさん、理学療法士・三好春樹さんが行う介護従事者向けに行う講演が大人気と紹介されました。また、若者主体のファーストフード店で働く老人が活躍してるという紹介もありました。老いるのは、体の健康より、脳のほうで、脳の活性化が大切だそうです。
三好春樹さんは、介護の常識に誤りがあると指摘されています。
- おむつは使うな!
- チューブで食事は(できない )しない!
- 寝たままの風呂はだめ!
以上の3点を強調されました。介護は安静看護じゃないのだと言われます。「安静が有効なのは、急性期と結核などの一部の疾患、それに終末期に限られる」
特殊浴槽を使った入浴から家庭用浴槽へ変えましょう。おむつからトイレへ案内するケアへ変えましょう。おむつ外しをしようというものです。実際に入浴方法を変えたり、おむつ外しに取り組んでいる施設があるそうです。
介護とは、生活なんですね。眼からうろこです。生活という当たり前のことを棚上げにして、目の前の不都合の処理にだけ走ってしまって、後戻りができないくらいなのが、現状ということでしょうか。
私は、頭が固いから、そのような介護が実際どのくらい手がかかるかを考えて、無理だと思ってしまいます。それは、理想にすぎないので、現実にはできないと。
でも、三好春樹さんのある文章に一枚の写真から、変りつつあるという話があります。ある病院で看護師さんから何から始めたらよいかと相談されて、ベッドサイトに利用者一人にひとつ、写真立てを 置くことを提案されたのです。利用者の若い頃の写真などを置いたら、まず職員の意識に変化が出たといいます。利用者一人、一人の個性に気づくというあたりまえのことに。高齢で認知症の利用者の部屋には、私物が一切置いてなかったのです。介護の常識に誤りがあるのですね。
介護こそ、生活なんですね。考えを改めなくてはならないと強く思います。
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